2009/04/29
マネージャー・上司の役割
マネージャー・上司の役割
上司は、リーダーなのでしょうかそれともマネージャーなのでしょうか。
上司に期待される役割として、まず重要なことは、マネージャーとして部下を管理することです。
では、リーダー的役割も期待されるのでしょうか？
リーダーの仕事は「より良い未来に向けて人々を一致団結させる」ことです。しかし、より良き上司として期待される役割ですが、これは、かなり高度な要求です。まずは、リーダーである前に、マネージャーとしての役割期待が重要でしょう。マネージャーとしての能力もなくては、部下はついてきません。
マネージャーの役割
マネジャーの仕事は「部下一人ひとりの特色を発見しそれを有効に活用すること」です。部下の育成は、上司に期待される「役割」のひとつであり、それに実績をだすことが上司自身の成果となるわけです。部下を一人でも持つ立場の部長・課長その他上司については、そのように「役割」定義をすべきでしょう。
マネージャー・上司の役割意識
マネージャーは、職場チームの中にあってスケジュールを管理し、揉め事の相談にのりったり、それを積極的に解決したりして、自分のチームの目標を期日までに確実に実現しなければなりません。実は、それこそが、現場のマネージャー・上司の役割なのです。実際、マネージャー自身、その役割意識をもっているのが普通です。
良きマネージャー・上司であるには。
このように、マネージャーは、「できるところで満足し」問題が発生しても「なんとか切り抜ける。」それが期待される役割です 。そこでは、とてたてて 「結果を極大化すること」だとか、目標をはるかに超える一大革新をめざすとかいうような、だいそれた役割はもっていないのです。
マネージャーのお仕事
マネージャーとしてなすべき役割は、わかったが、、では、具体的に何に対し、どう行動したらいいのでしょうか。
ヘンリー・ミンツバーグ教授、カナダ・マクギル大学は、マネージャーの行動様式を以下のように、分析しました。なかなか、実態に合っていると思いませんか？アメリカでも日本でも同じですね。
● マネージャーの職務はジョブ内容に関係なく類似している。
● マネージャーの仕事の大部分は記述可能である。
● とはいえ、マネージャーの仕事の大部分は挑戦的で、プログラム化できないが、どのマネージャーも任務遂行の期限と義務を負っている。
● マネージャーはジェネラリストであると同時に専門職でもある。
● マネージャーのパワーの大部分はその情報から生まれている。
● マネージャーの仕事には科学的法則が存在しない。
● マネージャーは皮相的になりやすい。
● マネージャーは一種のループの中にいて、マネージャーとしての職務の圧力行動動の断片化と口頭によるコミュニケーションの重視をやむなくされている。
