2009/04/29

リーダーの資質

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上司には、リーダーシップが求められるのでしょうか。

では、上司は、そのように単にマネージャーとして部下を管理することだけではなく、「より良い未来に向けて人々を一致団結させる」リーダーでなくてはいけないのでしょうか?

組織は、企業の理念、目標、戦略(Vision, Mission,Strategy)にそって設計され、それを実行することが求められています。その意味では、その組織を担うマネージャーは、企業の理念、目標、戦略を実行するのであって、それを超えて「より良い未来を情熱をもって語る」ようなリーダーである必要は必ずしもありません。基本的には、組織としてのベーシックな基本動作をキチンとこなして、所定の目標達成を行うことがマネージャーの役割だからです。

なぜリーダーシップをとりたがるのでしょうか。

それにもかかわらず、どの会社でも、多くの上司たちは、マネージャーとしてだけでなく、リーダーでもありたい、と願っているようです。その証拠に、たとえば、リーダーシップ論は、多くの本のタイトルとなっていますし、リーダーシップを発揮させるというコンサルタントや研修は花盛りです。たとえば、ハーバード・ビジネスレビューという雑誌の内容のうち、なんと50%は、リーダーシップ論だそうです。マネージャーはなぜこのようにリーダーシップをとりたがるのでしょうか?

リーダーとしての資質

「より良い未来に向けて人々を一致団結させる」リーダー、つまりリーダーシップには、その先どうしても現状を変えようという強い変革の意志という側面があります。つまり、リーダーは「現状を変えよう」というヒトです。マネージャーにはこれは求められていません。

そして、このような変革が、事務にしろサービスにしろ、ベーシックからエクセレントの高みに引き上げるきっかけであるなら、それがリーダーの役割でしょう。単に良きマネージャーであるだけでなく、良きリーダーでもありたいと願う多くのマネージャーを動機づけているのは、こうした向上心ではないでしょうか。

良いリーダーになるための6つの資質

良いリーダーになるための資質とは、どのような個性、行動様式をいうのでしょうか。ここに6つの資質をあげておきましょう。

(1)好奇心(何が価値なのか、いつもアンテナを張っておく)
(2)柔軟性(相手の価値を受け入れる)
(3)インテリジェンス(知性と創造力)
(4)メンタルモデルを知る (自分の考え方のクセを知る)
(5)勇気と気力 (ヒトと関わり合いをもつにも、自己客観視するにも、勇気と気力が必須)
(6)謙虚さ (安住せずに進化し続けるためには、傲慢さがあってはならない)


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